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2024/10/26

検査ってなに?

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女性建築士と造るハナコの家です。

建物を建てるときには、施工がしっかりと基準を満たしているか確認するために、第三者機関による検査を行います。ハナコでは7つの検査を行っています。これらの検査は、安全で質の高い建物を提供するために欠かせないものです。
※現在ハナコでは、構造計算を許容応力計算で行い、耐震等級3の家造りを行っております。(基礎・建物を1つの建築物とし、計算しています。)
 

1. 配筋検査

配筋検査

 配筋検査は、コンクリートを打設する前に行われます。基礎部分や床に埋め込む鉄筋が設計図通りに配置されているか、必要な強度を確保するための基準に合っているかを確認します。この検査によって、建物全体の耐久性や耐震性を支える重要な基礎部分がしっかりと構築されているかを確認することができます。

 

2. 土台検査

土台検査

 土台検査では、建物の土台部分が正しく施工されているかを確認します。土台は建物全体を支える重要な役割を果たしており、木材やコンクリートが正しい位置に固定されているか、強度が十分かをチェックします。この検査で土台の安全性を確保し、建物の安定性を確保することが目的です。

 

3. ルーフィング検査

ルーフィングj検査

 ルーフィング検査は、屋根の防水シートが適切に施工されているかを確認します。屋根は外部環境から建物を守るための重要な部分であり、ルーフィング(防水シート)が正しく敷かれていないと、雨漏りや劣化の原因になる可能性があります。ルーフィング検査によって、屋根の防水性能を確認し、安心できる住環境を確保します。

 

4. 金物検査

金物検査

 金物検査では、建物の骨組みや接合部分に使用される金物(ボルトや金具など)が設計図通りに取り付けられているか、また適切に固定されているかを確認します。これにより、建物の構造が強固であるかどうかが確認でき、地震などの災害に対する安全性も確保します。

 

5. 防水検査

防水検査

 防水検査では、外壁や屋根、バルコニーなどの防水施工がきちんと行われているかを確認します。特に雨が多い地域では、防水性能が不十分だと建物内部に水が浸入し、カビや腐食の原因になる可能性があります。防水検査を通じて、建物が湿気や水の侵入から守られているかを確認します。

 

6. 断熱検査

断熱j検査

 断熱検査は、建物内部の快適性を確保するために行われます。断熱材が設計通りに配置されているか、隙間がなく正しく施工されているかをチェックします。この検査によって、冬は暖かく、夏は涼しい快適な室内環境を実現し、省エネ性能も確保することができます。

 

7. 完了検査

完了検査

 完了検査は、建物が最終的に設計通りに仕上がっているか、安全性や品質に問題がないかを確認する最終段階の検査です。これが通れば、建物が適切な基準に沿って建てられていることが証明され、お客様に安心して引き渡すことができます。

これらの7つの第三者検査によって、建物の安全性、耐久性、快適性が確認されます。お客様が長く安心して暮らせるよう、しっかりとした検査が行われているので、家づくりに関するご質問やご不安な点があればいつでもご相談ください。

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