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2024/03/23

神棚って!? 

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こんにちは。
女性建築士とつくるハナコの家 和中です。

今回のテーマは神棚って?!

神棚を置く意味は?
ルールや決まりはある?
新築に神棚を設置する際に気をつけることは? 

「神棚は家族の繁栄や厄よけを願うためのもの」
神棚は、神道の神様を自宅に祀り、
家族の繁栄や厄よけを願うためのものです。
住居に神様を迎え入れる場所として神棚を設け、
家族や住まいの安全を祈願する目的があります。 

一般的に、神社で祈祷を受けたお札を祀り、
榊をはじめとするお供え物を供えてお祀りします。
一般家庭で祀られるようになったのは
江戸時代頃とされており、
「お伊勢参り」ブームに伴って
「神宮大麻(じんぐうたいま)」と呼ばれる
伊勢神宮のお札が全国に頒布され、
このお札を納める場所として
神棚が生まれたと言われています。


日本では、古来より全てのものには
神様が宿っているという
「八百万(やおよろず)の神」の考えがあり、
畏敬や感謝の気持ちをあらわして
大切にしてきました。
そして家にも様々な神様が宿ると考え、
自分たちを守護してくださる神様を
目に見える形で祀るため、
家の中にも神棚を設けるようになりました。
現代における神棚は、
日々見守って下さる神様に日頃の感謝を伝えたり、
家内安全や商売繁盛を
祈願するための場としての意味を持ちます。
また、神様を大切にする心を通じて
敬いの心を育んでくれるものとしても考えられています。

日本人にとって神社とは何でしょうか?
日本人は、はるか昔より、太陽や月、
山や海、空や大地、火や水などすべてのものごとに
神さまがいらっしゃることを感じながら、
特定の場所を神聖なお祈りの場として、
神社を建てて、神まつりをしてきました。
神社では、その地域を守り生活に恵みと豊かさを
もたらしてくれる神さまをまつり、
日々感謝の気持ちをあらわしています。

神社は、もともとそこに
存在していたわけではありません。
いつのころからか、
生活を共にする人々が集い、
神さまのために社を建て、
神々を意識する場が整えられ
「感謝」と「祈り」をささげる場が
「神社」となり、御神威が広がってきました。

新潟は全国で一番神社が多い県です。
なぜ多いのでしょう?

明治の頃、新潟県は全国で最も人口が多かったこと、
或いは明治末期に時の政府が進めた
神社合祀政策の影響を比較的受けなかったことなどが
背景にあると考えられます。
詳しく知りたい方は↓新潟県神社庁サイトへ
https://niigata-jinjacho.jp/column/





◎【設置場所・お参り】神棚に関するタブー
「神棚に関して絶対的なルールや決まり自体はありません」

タブー1
神棚が汚れやすい場所(水回り、キッチンなど)
水回り(洗面所やトイレの近く)は基本的に避けましょう。
また、キッチン(台所)も油汚れや熱気で
榊が枯れやすいなどの観点から
なるべくは避けるべきですが、
荒神様(火の神様)をお祀りする場合については
最適な場所とされています。

キッチンは基本的に避けるべき場所として
ご紹介しましたが、その一方で、
冷蔵庫の上であれば神棚を設置いただいても
問題はないとされています。
一説には、食べ物は命を繋ぐために
欠かせないものであり、
その食べ物を保管する場所である冷蔵庫は
神棚との親和性が高いからと言われています。

タブー2
人気がなく、お参りがしにくい場所(寝室など)
人気がなく家族が集まりにくい場所は、
気軽にお参りができないためタブーとされています。
特に個人の部屋や寝室については
閉鎖的なプライベート空間になりますので、
なるべくなら避けましょう。

タブー3.
人通りが多い場所(玄関やドア付近など)
人がよく集まる場所であっても、玄関や階段、
ドア付近などの出入りが激しい場所はお参りがしにくく、
また神様にとっても落ち着かない環境になりますので
タブーとされています。

タブー4.
神棚の上を人が通る場所(上の階に部屋がある場合など)
上に廊下があるなど日常的に人が上を通る場所は、
神様を間接的に踏む形になってしまうため基本は避け、
家の中の最上部(一番天に近いところ)に設置するのが最適です。
2階建て住宅や集合住宅(マンション)など
住宅事情の関係から最上階への設置が
難しいケースも増えてきています。
その場合には、「雲」「空」「天」などと書いた紙や
木彫りの文字を神棚の真上に貼ることで
「神棚の上には何もない」ということを表現し、
神様に敬意を払うことができます。

タブー5.
お仏壇と向かい合わせになる場所や、お仏壇の上部
お仏壇と神棚を同じ部屋に置く場合は、
お参りする時にどちらかに
お尻を向けてしまうことになるため、
向かい合わせになる場所は避けましょう。
また、上下の配置も神様と仏様に
優劣を付ける形になってしまうため、
神棚を取り付けた棚板の下側に
お仏壇を置くといった配置も
失礼にあたるとされています。

タブー6.
神棚を見下ろしてしまう高さの場所
人の目線より低い場所に神棚を置いてしまうと、
お参りの際に神様を見下ろす形になり失礼ですので、
必ず目線よりも上の位置にお祀りするようにしましょう。
もし住宅の事情で壁に取り付けるのが難しい場合には、
本棚やタンスの上を利用して
お祀りいただいても問題ありません。


◎神棚を配置してはいけない方角はある?
方角のタブーは特にありませんので、
あまり気にされなくても問題はありません。
よく「神棚を北向きや西向きに置いてはいけない」
と言われますが、実際には「太陽が昇る東向き」、
または「日差しが最も降り注ぐ南向き」が
良いとされているだけですので、
それ以外の方角がタブーという訳ではありません。
場所や方角にこだわりすぎず、
最終的にはご家族の皆様が集まりやすく
落ち着いてお参りできる場所をお選びいただくのが一番です。





◎神棚のお参りに関するタブー3選

タブー1.
定期的に交換せず、ずっと同じお札を祀る
お札は年に1度、1年間家族を見守ってくださった感謝を込めて新しいお札に交換する形が基本ですので、ずっと同じお札を祀り続けるのはNGです。年末年始のタイミングを目安に、お札をいただいた神社に納めてお焚き上げいただいてから新たなお札を受けるようにしましょう。

タブー2.
神棚を掃除せずに汚れを放置する
神様を祀る神聖な場ですので、長期間掃除せず
不潔なままにしまうのも失礼にあたります。
できれば日頃からこまめに
布やハタキを使ってお手入れいただき、
時々は神具を下ろして
念入りにお掃除いただくといいでしょう。
掃除では取り切れない汚れがある場合は、
神棚を買い替えましょう

神棚は一度購入したら絶対に同じものを
お祀りし続けなければならないという決まりはなく、
自宅の引越しやリフォームを始め、
経年劣化による汚れや傷みが出てきた場合など、
お好きなタイミングで
お買い替えいただいて問題ありません。

買い替える場合には、
今ある神棚は神社で祈祷いただいてから
お焚き上げなどの形で処分いただくのが基本です。
ただし、地域や神社のお考えによって
異なる場合もあるので、
気になる方は氏神神社(ご自身が住まわれる
地域の氏神様をお祀りする神社)の神職に
ご相談されてもいいでしょう。

タブー3.
長期間にわたってお参りせず放置する
休みなく見守ってくださっている神様への感謝を込めて、
神棚は基本的には毎日の朝夕(難しければ1日1回)に
お参りをするのが基本です。
長期間お参りをしない、
お供えを差し上げないなどほったらかしにしてしまうのは
タブーにあたりますので気を付けましょう。





以上が神棚のお話でした~



話は変わって
先日、新潟ハーフマラソンの完走できました!
とっても良い経験でした!
これからもマラソン?ジョギング?を続けていきたいです!








 
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