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2023/06/04

むかしから変わらない住宅の寸法の基準

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こんにちは。
女性建築士と造るハナコの家 大滝です。

実は初ブログです。初めまして。
日々仕事や家事、育児、勉強をしながらなんとか趣味の時間を作っているんですが
小さいころから生粋の間取りオタクの私は
仕事中にたくさんの間取りを見ることができるので
幸せを感じながら働いております。
出来立てホヤホヤの間取り(?)を図面化する作業なんて
とても楽しくて楽しくて…!
間取りってわくわくしますよね。


今回は間取りに大事な「寸法」のお話です。

皆さん、「ちょっと」の指を作ってください。
例↓




その「ちょっと」って何㎝ですか?



そうです!約3㎝なんです!!!!!



……時と場合と人によって異なりますよね。

ちょっと」って漢字で書くと「一寸」なんです。
一寸とは約3㎝のことを指します。
(細かく言うと3.03㎝です)
この「3㎝」が日本の住宅の長さの基準となっています。


尺貫法はご存じでしょうか。
Hanakoの住宅は尺貫法を基準に住宅を作っています。

この尺貫法はむかしから日本の建物の長さの単位として使われていました。
ですが実は尺貫法は60年ほど前に廃止されています。
今、日本の長さの単位はメートルで表すことがほとんどです。

そこで皆さん、お持ちの間取りをご覧ください。

910、1820、2730…

とても中途半端な数値が並んでいませんか。

これが尺貫法の名残になります。




単位として「寸」「尺」「間」はあまり使われなくなりましたが
今も尚日本の住宅は昔と同様
尺貫法の長さ基準で設計されているものが多いです。
91㎝を基準にすることを「尺モジュール」といい、
100㎝を基準にすることを「メーターモジュール」といいます。

91㎝なんてせずに100㎝を基準に作ったほうがわかりやすいのにね。
とお考えの方も多いかと思います。

尺モジュールで住宅を作るメリットとしては

・キッチンやお風呂、ドアや様々な建材が尺モジュールで
 作られているため空間に無駄がない
・小柄な日本人に合わせてできた単位なので、日本人にちょうどいいサイズ感

などが挙げられます。

もちろん100㎝基準に住宅を建てることも可能です。
建物全体が20%ほど大きくなるので空間にゆとりが生まれますが
その分大きな敷地が必要となります。


尺モジュールという基準はありますが、
体の大きさや住宅の住まい方は人それぞれ。
その人に合うサイズや必要なサイズは様々です。
お客様にピッタリな住宅のご提案を行っています!
些細なことでもお気軽にご質問、ご相談ください。













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