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2023/11/14

二世帯住宅ってどんな形が理想的?

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こんにちは。
女性建築士と造るハナコの家 大滝です。

家を建てる上でとても大事になってくるのが
家族構成
だと思います。
皆さんは何人家族ですか?

私は夫の親と一緒に住む、所謂二世帯家族です。

昔に比べて核家族が増え、二世帯、三世帯家族の数は減っている昨今ですが、
本日は二世帯住宅の理想の間取りについて考えていきたいと思います。


●そもそも二世帯住宅の定義は?
建築基準法で二世帯住宅の区分は特にされていません。
一般的な定義であれば
・親世帯と子世帯が一緒に住んでいる住宅
のことを指していると思います。
原則として二つの世帯が同じ家で「別居」していることが
「二世帯住宅」の条件だそうです。

が、あくまでも言葉の定義としてなので、
明確な答えがあるわけではありません。


●二世帯住宅の3タイプ
・共用タイプ
寝室などの個室以外すべての部屋、設備を供用する間取りのことです。
3タイプの中で最も建築費用を抑えることができます。
家具家電も共用することになる場合が多いです。
1つの家で二世帯が同じ空間で過ごしている「同居」に当たるため、
プライバシーなどに配慮が必要になります。


・完全分離タイプ
同じ建物に住みながら、
玄関、トイレ、お風呂、キッチン、ダイニング、リビング…
すべてがそのぞれの世帯用に用意されている間取りのことです。
アパートの隣同士の部屋に住んでいるイメージです。
世帯分の設備が必要なので面積も大きくなり、
建築費用は2棟分とまではいかないものの、
それなりに高くなりますが、
不動産取得税や固定資産税の軽減措置を受けることができるかもしれません。

・一部共用タイプ
一部の設備や部屋を供用で使う間取りのことです。
共用する部分はその家族によって違い、
玄関、トイレ、お風呂、洗面などを共用し、
キッチンは別々(食事も別々)などいろいろな形があります。


二世帯住宅を建てる上でとっても大事になるのが、家族みんなの時間の過ごし方です。

例えば、お互いあまり干渉はしないし二世帯揃っての団欒時間も大事だが
それぞれの世帯の時間も大切にしたい場合…
(私のことです)
一部共有タイプで間取りを考えてみました。
水回り関係は共有しますが二世帯が集まる用のリビングをあえて作らず、
子世帯用のリビングを2階に設けました。
1階にはダイニングキッチンを設けリビング分の面積を節約。
ダイニングがリビングの代わりになっています。


↑ごはんの時間は一緒だけど、団欒はそれぞれの世帯で過ごせます。

親の個室の内壁にはグラスウールを充填し音漏れの配慮をしています。
(グラスウールは断熱性と吸音性があります)



子世帯と親世帯の生活時間が違うため親の部屋の上階に部屋を設けず下屋にし、
2階からの足音などが届きにくいように計画しました。


↑グレーの部分に1階親の部屋があります。


このような形が理想の家庭(私です)もあれば、
リビングに二世帯みんなで集まって団欒をしたい家庭も、
近くに住みたいけど別の空間で住みたい家庭もあると思います。


二世帯住宅の理想の形は結局その家庭ごとで全く違うものです。
上記に紹介した3タイプとは全く違うタイプの二世帯住宅もあるかもしれません。
みんなが納得がいく家を建てるためには
二世帯住宅に限らず家族での話し合いが重要です。
そしてよい提案ができる建築士も重要です!!

二世帯住宅、どんな形がいいのか迷っていたらぜひご相談ください。
それぞれの家庭に合った「理想の形」を一緒に作りましょう。


新潟で新築を建てるならオフィスHanako株式会社

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